第746回 日曜発明学校(2022/5/8)

ご講演は、株式会社丹羽シートメタル代表取締役社長の丹羽 英晶様でした。演題を『お客様の声をカタチに 〜未充足ニーズを満たす製品づくり〜』として、お話しをいただきました。
丹羽社長のお人柄、やさしい気持ちをお持ちの方であることがよくわかる、そういった内容でした。平成11年から家業に入られ、その5年後から社長に就任されているとのことです。この激動、弱肉強食のビジネスの中で、独自の方向も加えた事業を展開されているお話しでした。

      
その独自な方向とは、まだまだ事業の柱としては大きくはない「お客様の声を元にした製品づくり」ということです。その事業に、今まさに挑戦中とのことです。ことばを変えて言えば、利用者個人から要望などの声を直接に聴き取り、それを実際の製品とすることです。
その取り組みは、従来の取引企業からの請負仕事とは異なる、新たな視点を持った事業なのです。
お話しでは、「タレパン」という専門用語の説明から始めていただき、丹羽シートメタル様での得意な加工技術につき説明をいただきました。ステンレスやアルミ板などを、「切断し、孔(穴)あけを行い、折り曲げる」。この3工程で勝負、自社で行う。それ以外の工程がある場合は、仲間の会社と共同で対応するという内容でした。
しかし、その得意の工程だけでも、私どもの欲しいと思われる製品は、まだまだいっぱいある。その加工だけでも、大きな可能性があることを教えていただきました。
現在、唯一売れているとのご謙遜付き「犬用トイレ」についてお話しいただきました。製品となったきっかけのお話しがあり、その後のいくつもの改善、お客様からの声を知り返し聴き取り、改善を重ねる。現在も改善ネタは尽きないというお話しでした。単一の製品を継続させ完成させることは、長く遠い旅であることがわかります。
また、箸置きというジャンルにも挑戦されており、洋食器を置く台への変化のお話しも興味深いものがありました。パソコンの置台についても教えていただきました。今の時代に合わせたニーズをつかみ、それをうまく反映されたすばらしいお取組み事例でした。
いずれの製品開発においても、お客様からの声を、本当に大事に、そして大切に扱っておられるのがわかります。SNSなどを通した情報は、場合により乱暴なモノも多い中、それらへ丁寧な対応をされ、少しずつ進化・改良をされている事業スタイルは、今そして今後、世の中に本当に必要な事業形態でしょう。それに挑戦されている方に、東研でお話しいただけたことはありがたいことと思いました。
製作したいモノのアイデアがあれば、しっかりとした設計書がなくとも、話に乗っていただける。それが丹羽シートメタル様だと知り、私も自分の考えているモノの中で、該当するアイデアがないか、少し見返してみようと思いました。
今回は、お忙しい中、また5月連休の最中、東研にお越しいただき、本当にありがとうございました。
丹羽シートメタル様および丹羽社長様の、益々のご活躍とご発展を、こころより期待しております。

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