第745回 日曜発明学校(2022/4/10)

ご講演は、株式会社岡田印刷、おもしろ創造研究室室長の岡田 翔様でした。演題を『老舗印刷会社の跡取りの挑戦!「おもしろい」から始まる新規事業開発』として、丁寧でわかりやすいお話しでした。話の中にもあった奥様MARIKA様も会場にお越しいただき、会場を明るくしていただけました。ありがとうございました。
多くの活動・趣味をお持ちの精力的な方であり、ご自身では「目立ちたがり」とも言われましたが、誠にオシャレでダンディ、また事業に対しては熱意が溢れ、これからの時代の経営者に相応しい方とお見受けしました。以下、お話しの要点とします。
岡田室長様の経歴からです。岡崎高校では最高の賞を獲得した伝説のコーラス部を引っ張り、東京海洋大学では小さい頃からの夢であるイルカの調教師を目指し、東日本大震災ボランティアで、海洋エネルギーへの取り組みに思い至り、就職した国際興業では洋上風力発電を担当され、そして4年前に実家に戻られたお話しでした。コーラス部の延長で、今はアカペラ音楽活動「カメレ音楽隊」でご活躍とのことです。・・・まあ、ここまでの内容だけでも、充分にユニークなものです。


岡田印刷様創業101年目に当たる年に戻られたことに着目、会社ロゴを刷新されました。Infinity of Imagination「101」というものです。そして、「おもしろ」という名のついた組織が動きます。「おもしろい(面白い)」という単語の意味を深く捉え採用したとのことでした。「面」とは表情、「白い」とは明るくすること、よって、「ひとの表情を明るくする」ことを行うという強い意思を表したとのことです。高杉晋作辞世の句「面白き事もなき世を面白く」も披露いただきました。
引き続いて岡田印刷様での活動内容でした。印刷業のルーツをしっかりと把握し、これからの印刷という活動の方向性を見据えます。そして現在の課題整理を行い、課題それぞれに対する迎撃方法を計画します。そして実践です。理路整然とした、まるでトップ・コンサルタントによる事業分析を聞いているようです。その延長として、取り組まれた新規開発内容を説明いただきました。今回の東研でのお話し、お声がけのキッカケとなった「封筒ランタン」は現物をお持ちいただき、印刷業との関係、開発手順、実用新案での苦労話を聞かせていただきました。それ以外の活動として、「Wedding Paper “Good”s」「地元おかざきのカタログギフト」の2つもご紹介いただきました。いずれもユニークですばらしいヒット商品と思われます。
最後に、新規事業についてのまとめがありました。その中に「パッション」が必要であり、ただ情熱を持つだけでなく、アイデアのままにせず、アイデアを形にしてゆくことが大切である、と説明いただきました。形にするということ、発明に関わる私たちにとっても、ここがとても難しい壁となっているところです。
岡田室長様のお話し全体を通し、すばらしいアイデアをひらめく能力に加え、アイデアのままにせず形にしてゆく、その実行力をしっかりお持ちの方ということがよくわかりました。印刷業様だけあって、本当に「ことば」を大切にされていることもよくわかりました。岡田印刷様、岡田室長様およびご家族様の益々のお幸せを祈念しております。本日は本当にありがとうございました。

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