第733回 日曜発明学校(2020/6/14)

ご講演いただくのは、約4ケ月振りとなります。まだまだ新型コロナ自粛といわれている期間ですが、防草研究会の石川重規様にお越しいただきました。「東研のためであれば、できることはします」と、誠にありがたい言葉をいただいています。本当に、ありがとうございます。
防草研究会とは、何を研究されているのか。まさに演題にいただきました「何も使用せず、雑草が、自ら抑制する防草技術」ということです。思うに、すばらしい道路ができても、数年経てば、側帯に多くの強そうな雑草が、太く大きく育ち、何とかならないかと考えます。


その問題に着眼されたのが、お父様である石川繁様です。着眼自体がすばらしいとともに、その解決策をコンクリートブロックに求められ、現在まで20年に渡る活動を行われているとのことです。またすばらしい。なかなか出来ることではありません。この間に、東研ともお付き合いをいただいております。現在は、本日お越しの重規様が、家業としてこの事業を継がれています。このあたりのお話しを十分に入れていただき、防草ブロックの市場展開について、丁寧にお教えいただきました。
内容の濃い資料をご準備いただき、また、ブロックの実寸模型なども持ち込んでいただいてのお話しでした。プロックだけの工夫ではなく、いくつかの防草工法を組み合わせることで、効果が出ることなど、勉強になりました。
具体的なお話しとしては、まず、防草技術の基本知識として、国交省などの関係団体や従来の防草技術などの説明をいただきました。知らないことばかりです。
次に、対象となる雑草(植物)の成長メカニズムなどの基本をご説明いただき、その後に、防草ブロックを利用した際の効果のご説明でした。簡潔にまとめれば、効果としては非の打ちどころのない、すばらしい技術です。普及することで、ほぼすべてが丸く収まるという、いわゆる夢を実現する技術なのです。そのため、多くの表彰を受けられているのも頷けます。
しかし、爆発的に普及をさせるには、いろいろな壁があることもご説明いただきました。雑草対策として、現在、いろいろな業務をされている方々がおられます。その方々の失業につながるため、すぐには普及しないこともよくわかりました。私は、「夢のような技術のため、絶大な効果は出るが、その影響が半端ではない。・・・それほどのすばらしい技術である」と理解しました。
知的財産権へのお取組み、類似品対策、想定外のバクリ事件など、権利防御も大変であることがよくわかりました。また、石川様の収入についてのナマのお話しなど、よくご披露いただけました。現在、複数の工業会を立ち上げられ、さらなる挑戦の日々とのことですが、「気持ちよく、楽しくやってもらうようにする」とのご方針には頭が下がります。社会のため、益々のご発展を大いに期待しております。今回は、お忙しい中、本当にありがとうございました。東研も引き続き、よろしくお願いいたします。

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