第721回 日曜発明学校(2019/3/10)

午前は、株式会社シンテックホズミ経営企画室室長、柴田友宏さまより『ロボット介護機器 電動アシスト歩行車 Tecpo/テクポの開発』のご講演でした。私どもの為、お忙しい中、ご講演の準備や当日のTecpo実機持ち込みをいただき、本当にありがとうございました。

お話しは、まず、シンテックホズミさまの事業説明がありました。デジタルコンタンツ・シミュレーション・VR/MR/ARなどという難しい単語をやさしく紹介いただきました。ロボット関連事業については、溶接タイプ、モノを運ぶタイプ、愛知万博のお話しなどがあり、ユニークな人についてくるロボットについても、説明いただきました。こんな素直なロボットが出現すれば、多くの人が喜びそうです。
さて、次にTecpo開発のお話しです。驚いたことは、開発に当たり、ロボットの定義をサービスロボットに当て込み、さらに事業コンセプトとして明確にした上で、開発をされていることです。開発を推進される上で、いろいろなことが起きるでしょうか、芯がブレないことになります。すぐに、実物としての試作品製作に入るのではなく、気持をしっかりさせての開発をされること、誠にすばらしく、流石に自動車関連のお仕事だと感心した次第です。また、「てくてく歩く」「テクノロジー」で「Tecpo」もすばらしいネーミングと思いました。
実開発のお話しに移ります。アイデアを社員の方から募られたとのこと。その膨大なアイデアの中から、今の時代の流れに合わせたテーマに絞られました。その後に、試作を重ね、現場での使用テストを繰り返されたお話しでした。Tecpoに対しても、しっかりとした開発コンセプトを決められ、途中、シルバーカーとアシスト歩行車との違いを明確にされる苦労などもされたとのことです。一次試作機の課題を、例えばセンサー技術を使い解決し、二次試作機へと進む。二次試作機では、人の足の動きを把握し、よりよい動きとなるような改良を加えられた。そして、三次、四次、・・・。進むにつれ、歩く速度を自動計算する機能や、各種の耐久・電波などの試験、屋外という環境下でのテストを繰り返され、現在の商品化されたモデルは、何と10代目とのことです。その中、柴田室長からは「屋外は過酷」という言葉が印象に残りました。何気なく生活している屋外環境が、開発サイドにとっては、複雑で過酷な環境であることを再認識しました。
その後、持ちこんでいただいた特設ステージ(スロープ)でのTecpo実演です。多くの人が、直接触れることもでき、お話しにあった部分部分の体験・確認をさせていただきました。私も体験し、スロープの昇降アシスト具合が絶妙であることが、よく分りました。また、その最中、参加者からの多くの感想や利用シーンの話、さらには改善の希望やアイデアなども、そのまま聞いていただけました。うれしいことです。
高度技術でビジネス展開をされているシンテックホズミさまの、さらなるご発展と、柴田室長さま及び河野真奈さまのご活躍を期待しております。本日はありがとうございました。

※蛇足となりますが、私の第一印象、Tecpoは形がいいです。やさしい形をしていますので、それを残しつつ、さらなる進化を期待しています。

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