第713回 日曜発明学校(2018/ 7/8)

午前は、日本宇宙少年団の各務原分団長であり、夢小屋という創作拠点の代表である片岡鉄雄様から、演題を「世の中に役に立たない物創りの楽しさ(笑)」としてご講演をいただきました。ペットボトルの水ロケットを中心としたお話しでした。
最初に自己紹介があり、好きな「物創り」を貫かれている経歴をご披露いただきました。小さい頃から勉強が嫌いであり、結果、走ったのがスポーツではなく物創りだったこと。例えば小4の時には、ゴム動力の飛行機で、福井県大会などで優勝されていたとのことです。少年時代から、半端な物創りではなかったということです。次は18歳。何と名前だけ書いて、あの素晴らしい川崎重工に入社されたとのことです。「名前だけで合格」、聞いたことがありません。また、その川重でも物創り大好きを通されていたようです。防災ヘリコプターの開発現場で整備士としてご活躍されていたのですが、何と英語が全くできない(英検8級)にも関わらず、オーストラリアのシドニーに異動になったとのことです。あの川重の中でも、技術力が半端でなかった証拠です。

  
仕事の傍ら、ペットボトルを使った水ロケットの創作にも力を注がれました。多くのマスコミ出場など、社会を明るくする活動です。映像を見ながら説明いただきました。
時速200km/hを越えるスピードが出ることや、距離を競う大会では、惜しくもOBとはなったものの多段式が成功し、291.37Mの幻の記録を作ったこと。また圧巻はトリビア、「人は何本の水ロケットで飛ぶ事が出来るか」に挑み、場所は種子島、背景がロケット発射台として、「ペットボトル水ロケット100本で2m30cmも人が飛ぶ」のトリビアが生まれたという映像でした。その場の緊張感、技術的な課題を解決したエピソードなどを加えていただき、誠に臨場感のある感動の映像でした。種子島のロケット発射台、その前で、ペットボトルロケットだけで人を浮き上がらせた!! ここに強いメッセージが込められていることも分りました。
その後は、会場に持ち込んでいただいた現物を元に、水ロケットを如何に進化させてきたのかをお話しいただきました。(内容的には一杯あるのですが、紙面の関係で中略とします。)福山雅治主演の人気ドラマ、ガリレオシリーズ「真夏の方程式」では、何と片岡様の水ロケットが主役であっとのことです。流石です。西伊豆での天候待ちの撮影は最高であったという撮影秘話もいただきました。
お話しも終盤、水ロケットだけの推進力で走る水ロケットカー、結婚式での新婦ブーケトスへの応用、戦車を手作りしている若者と共同でロケットランチャー(?)に応用、カシオG-SHOCKのコマーシャルに富士山での撮影映像が採用されたお話しなどがありました。
最後には、夢小屋での創作として「Fiat500ペダルカー」を手創りされ、お孫さんとツーリングをされているとのことでした。
「無駄なものだが、おもしろい」「少し発想を変えてやっていれば、人は振り向いてくれる」「頭の中、疲れていてはダメ。いつも空っぽにしておくと、ものごとが新鮮に見える」などのメッセージをいただき、ご講演は終わりとなりました。
役に立たない、無駄な物などという表現で謙遜されていましたが、いずれの創作活動も世の中の人々に幸せが届く、素晴らしいものだということがよくわかりました。
片岡様、お忙しい中、本当にありがとうございました。この後も、大好きな物創りを貫かれ、社会をもっと明るくしていただきますよう、大いに期待しております。

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