第691回 日曜発明学校 (2016年9月11日)

午前は、経済産業省中部経済産業局の大山特許室長のご講演でした。ご多忙の中、お越しいただきました。

最初に、特許庁に入られた後、ご自分の名前が審査官として特許公報に掲載されるまでのお話しや、国際舞台でのご活躍後、2016年より名古屋に来られたとの経緯についてご紹介がありました。名古屋におられる期間に、日本の都市比較では断トツである領域が多い名古屋市や中部地域を十分に堪能されんことを思うとともに、私たちの会としても再度お会いしたいところです。

ご講演本論、私たちには少々難しい「特許行政年次報告書」のお話しからでした。特許などの出願や登録の件数につき、年度別推移や国別比較、近年の中国台頭に至るまでの内容に加え、私たちとして、どのように特許と実用新案を選択するとよいか、最近では流行りの言葉を商標として先にとってしまう特定の方があり問題となっていることなど、お話しの中に個人的な意見なども加えていただき、よく分かりました。私たちがよくお世話になっている名駅や伏見の知財総合窓口についても、個人として活用をする利点などもありました。

さらに、特許庁の最近の取り組みとして、審査等の期間短縮、私たちが特許出願の後にショックを受ける拒絶理由通知書の質の向上、さらには中小企業などを想定した出張面接に力を入れられているお話しなど、大変参考になる情報でした。また、東南アジアへの支援なども精力的に行なわれていることや、音や色の商標登録ができるようになったことのご説明もありました。

次に中部地域についての話題へと進み、「日本の中で、中部は1割経済圏」「いろいろな数値がスイスとほぼ同等」などのご説明や、中部は製造業がカギであり、加えて特許など知財への取り組みにより企業利益率は高まる傾向にあり、金融機関なども企業評価のひとつとして知財取り組み実績を挙げていることなど、幅広い情報も教えていただきました。岐阜県企業の知財取り組みの特徴にも触れていただき、その中で意匠の有効性や見本送付の利点などもご説明いただき、大変参考になりました。知財ミックスという取り組みが進んでいることも理解出来た次第です。

その後には、J-Platpatを使っての検索実演をいただき、特に私たちが知っておくと便利な使い方や、検索ワードが大切である点など、専門的な単語も紐解いていただきながら、分かりやすくご説明をいただきました。プラッと寄ってパッとわかる検索サイト、さらなる利用・活用をしたいと思った次第です。

昼12時を大幅に回ってしまいましたが、私たちからの数多くのご質問にも、丁寧にご回答をいただけました。

大山室長さま、本当にありがとうございました。これからも東研をよろしくお願いします。

img_1425 img_1420

 

午後は、情報提供、研究発表の時間です。今回は5名の方に発表をいただきました。発表個々に対し、活発な質疑などもありました。トップ賞は、見たことのない形状のモノでした。皆さま、ありがとうございました。

来月以降も、午後の部に合わせ、アイデア・発明品の発表をお願いします。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です